仕事から日常まで赤裸々に!
OP
2009年04月30日(Thu) 01:05:55
先日とあるテレビアニメ作品のOP打ち合わせをしてきました。第2期のコンテ、演出、作監を担当する予定で今、作業中。前期にまったく絡んでない作品だったので勉強してます。キャラや背景を理解しないと世界観を表現できないし理解した上で俺なりの味付けをしないと成立しないからね。監督、プロデューサー、クライアント等スタッフさんたちのOKが出たらまた告知しますね。お楽しみに。それと来年発売のあるゲームがあってそのアニメ版を今、制作しています。アニマトリックスやバットマンアニメバージョンと同じ形式で監督を担当します。キャラデと作監、コンテは別の方ですがとても優秀なクリエイターの方々ですのでとてもワクワクしています。情報解禁になりましたら詳しく報告しますね。それと水面下で動いている企画が数本!すべてが制作出来たら良いけどこの不況化の中、どこまで実現化できるか未知数ですがかなり具体化し進行してる企画もありますので近々には告知できると思います。お待ちくださいませ。 さて世間はGWだね。仕事でまったく休めないけど1日くらい無理にでもまったりしたいな…。この前、袋で打ち合わせがあったから帰り楽器屋に寄ってみました。店員のにーちゃんといろいろ話しながらギターの弦を購入。俺の真っ赤なストラトキャスターの張り替えです。そして西武デパートのロフトに足を伸ばし文房具を購入。ロフトに向かうエレベーターに乗ってたら俺の前にいたカップルの男の子がチラチラ何回も振り返るからなんだろうと思ったら俺の隣に立ってた女の子を見てたみたいでその振り返り方がすごい露骨(笑) 男の子の隣に彼女がいるのによくやるよね。彼女さんは気付かなかったみたいだけど気付いたらボコられるんじゃないかなぁ。そのカップルは途中で降りて行ったけどその時も男の子は振り返って見てたね。ちゃんと自分の彼女さんだけを見てやれよと言いたくなりましたが大学生くらいの男の子だから目移りしちゃうのかなぁ。で、俺の隣にいた女の子なんだけどそんなに綺麗な美人ちゃんなのかと思って見たら……なるほど…。そんな出来事をあとにロフトに行ったんだけど楽しいね、いろんな種類があってさ。余計な物まで買ってしまいそうになりますね。買ったけど…。最上階ってWAVEだったのに閉鎖されてロフトになっててビックリでした。よくCDやDVD買ったお店だったのにな。タワレコはサンシャイン通りだからちと歩くしWAVEは便利だったんですよ。音楽業界の不況の波を被ってしまったんだね…。で、リブロに寄って本を何冊か購入、スタジオに戻りました。連休中は本、読みたいですね。
画集
2009年04月25日(Sat) 01:40:25
久しぶりに個人画集が今年の秋くらいに出版されます。以前、一度リイド社から出してるんだけど今回は別の出版社から今までの版権やら原画やらをまとめて収録する予定で多数の描きおろしとインタウ゛ューもあります。同人本と多少、内容は重複すると思うけど別の魅力を追加する予定なのでどうかお楽しみに!詳しい情報は追って告知しますね。 さて、最近寒いねぇ。夜、チャリで帰宅する時、肌寒く感じますよ。しかも明日は大雨らしいし…。チャリはやめて電車移動だな。 昨日、レンタルで「WALL・E/ウォーリー」見たんだけどなんかスッキリしない映画だったな。仕上がりは素晴らしいCGで文句ないんだけど作品のコンセプトと物語がなぁ…。前作の「レミーのおいしいレストラン」は大好きな作品だったから今作も楽しみにしてたんだけど。つーかブラッド・バードの作風が好みなんだね俺は。彼の「Mrインクレディブル」も好きだったからなぁ。ピクサーも監督が変われば作品カラーも当然、変化するわけで感覚に合う合わないは当たり前か。でも「モンスターズ・インク」は好きな作品です。 最近、映画館行けてないなぁ。もうすぐGWだけど何か見に行こうかな。旅行は暇ないし。旅してぇなぁ…。京都いいよねぇ。海もいいなぁ。心にビタミン剤は必要だよ。
情熱大陸で涙
2009年04月20日(Mon) 14:31:19
昨夜、TBSの情熱大陸に浦和レッズのトゥーリオが取り上げられてて思わず見入ってしまったよ。俺は特にサッカーファンじゃないんだけどトゥーリオは知ってたから見てみたんだけど彼のサッカーに向き合う気持ちや想いがすごく伝わってきて気持ちよかったんだよね。 飾らない人柄も滲み出てて好感持てるしピッチで怪我して出血しながらもプレーを続ける姿に泣きそうになりましたよ。日本語も解らず単身留学して孤独と戦いながらも時には母国を想い涙でくれる日もあったと言う…。弱さを認めるところから人は成長するんだよねホント。これはスポーツの世界だけの話しじゃなくてすべてに共通する事柄じゃないかな。トゥーリオが1日でも長く日本で素敵なプレーができるよう応援したいですね。 さて、最近テレビのCMでよく「鴨川ホルモー」見るんだけど変な映画だね。あのCMじゃどんな映画なんだかさっぱりわからん。原作は知ってて買おーかどうしようか迷ってた本だったんだけど映画見てから原作、読んでみようかな。 よくクライアントさんから何かアニメ化したい原作ありませんかと聞かれます。漫画、小説、戯曲等なんでもOKみたいだけど好きな原作物って逆にいじりたくないって思っちゃうんだよね。そっとしておきたいって言うか…。いくつか映像化したい原作物はあるんだけど必ず俺のフィルターを通した作品になるわけだしね。でもいつか挑戦してみたい気持ちはあります。俺がオリジナルにこだわる理由の一つはとことん突っ込みやダメ出しを遠慮なく自分に出せるからです。周りのスタッフもズバズハ言いますからある意味辛い時もあるんですが(笑)それは自ら生み出した物語故、受けて当然。すでに存在する原作を形にするある種の気軽さと違って責任はすべて自分です。肯定も否定もすべて自分に返り、誰にも責任転嫁できません。そんなプレッシャーが大きいけれど、だからやりがいも比較にならないくらい充実するわけですね。なのでオリジナルには結果が伴わないともうアウト。厳しいですよ。 春番組アニメが始まって何本か見ましたが「けいおん」が音楽好きな俺の趣向と合って楽しかったですね。レスポールを爪弾く女の子か…。ちょっと気になったのは三話で主人公がいきなりコードを覚えてたけどチューニングから描写して欲しかったな。地味だけど(笑)。それが出来てないと何も始まらないからね楽器は。原作にはあるのかな。でもこれからどう上達していくのか楽しみにしています。
暑い…
2009年04月14日(Tue) 16:01:42
先週は暑かったなぁ…。初夏の気候だよね。桜もすっかり散りいよいよ夏…の前に梅雨だね。週末から体調崩して自宅に籠もって休んでました。でも2~3日、仕事しない日って本当に久しぶり。たまには休めって事だね。俺は風邪引いたり体調を壊すってめったにないからたまーに調子悪いと凹むです。イチローじゃないけど健康が一番だね本当に。 さて、改めてコメントのお礼を!いつもありがとうございます!!本当にこっちが励まされてるしどんだけ勇気をみなさんから貰ってるか分からないよ。本当に感謝ですm(__)m これからもベストの作品を発表できるよう頑張りますからね! ちなみに次回作はカイト リベレイター続編ではないです。こちらはまだ時間がかかるしこれからですね。 ある企画の参考に米ドラマ、「コールドケース」をシーズン1からポータブルで見ているんだけど面白いね。CSIシリーズもベガス編、マイアミ編、ニューヨーク編と日本で放送されたシリーズはほとんど見ました。よくネタが尽きないし本当に脚本家の層が厚い。最近、日本のドラマは一人でシリーズを書き切ることが当たり前になってるけど才能ある人たちとの競合はやはり捨てがたいものがあるね。「太陽にほえろ!」もマカロニ編のみDVDボックス持っててドラマのリアリティって意味じゃ疑問のある設定部分もあるけど脚本家たちの才能はやっぱり良くて今見ても面白い話数がたくさんあるんだよね。 しかしショーケンはすごいな。当時、俺は小学高学年だったけどショーケンの芝居は何か周りと違うと思ってたもんね。今見てもなんて言うか…生っぽいんだよね。リアルとは違う生々しさって言うか、松田優作が一時期、模範してたの理解できるよ。しかもマカロニ編はシリーズ初の殉職でしかも主役が死ぬと言う当時はあり得なかった設定だからとにかく驚いた。その死に方も事件が終わってみんなで乾杯しショーケンだけ怪我をしたゴリさんを見舞うわけ。病室でしみじみ生きて事件を解決できた事に感謝して夜、病院から自宅に帰る途中、空き地で立ち小便してるショーケンが強盗に刺されてしまうと言うヒーローにあるまじき死に様。俺は子供心にこんな死に方ない!ってすごくショックだったんだよね。 いや、ショーケンの芝居がリアルで本当に痛がって必死で放心してるように見えたから尚更惨めで…。俺はそれ以来しばらく「太陽にほえろ!」は見なかったもの。そしたら次のジーパンも殉職するししかも段々死に方が派手であり得ない死に様になってくるしで死ぬためにドラマが存在してるようで興ざめ。だからショーケンが自ら提案したあの死に様は本当にドラマとして素晴らしかったんだと後年、実感したわけ。ま、でも小学生に見せるシーンじゃないよね(笑) だから今でもドラマの中で死を扱うシーンが出てくると物凄く敏感になりますね。今じゃよくドラマの転換にメインキャラを途中で死なせたりするのは当たり前になったけど海外ドラマでもたまに無理やりっぽいのがあって残念になります。あ、だから科学忍者隊ガッチャマンのコンドルのジョーもPART2で生きて出てきてしかもサイボーグだったってオチは正直……(><)だったよ。
革ジャン収納
2009年04月08日(Wed) 05:45:05
もう冬物はタンスだね。またパーカーを引っ張りだすか…。先日、何着か買いました洋服。特にファッションにお金かけてるわけじゃないからたまにしか買わないんだけどね。知人には特定のブランドかメーカー物しか身につけない奴とかいるからそのこだわりは徹底してます。と言いつつ俺もあっちこっちのメーカーを着てるわけじゃないけどね。大抵、ご贔屓のお店って決まってくるからなぁ。俺の場合は値段も手頃でカジュアルだったらOK。でも、たまにスーツも揃えたほうがいいかなぁと思うことも…。2007・東京国際映画祭のレッドカーペットを歩いた時のタキシードもレンタルで、しかもレンタル料が半端なく高額!あの時程、持ってたらなぁと思いましたよ。でもあんな檜舞台に遭遇する機会もめったにないからね。そんなわけで春らしく身軽な格好でチャリを飛ばすと気持ちいいですよ、今の季節。俺の自宅近くに図書館があるんだけどそこの正面入り口に大きな桜の木が一本あって今年も満開。毎年、その桜を見ながら会社に行くのが恒例。その桜と図書館はメゾのテレビシリーズ・2話で美設に使いました。冒頭、異星人が雨の中、倒れこむシーンです。季節は冬だったけど。俺は比較的、実在する場所を舞台にすることが多いからカイト リベレイターも練馬駅をまんま使いましたよ。ロケハンでスタッフに実際、練馬駅周辺を走ってもらいそれをハンディカムに録って参考にしたし。モデルガン持ちながら大人が追い駆けっこしてるから一歩間違うと通報されかねない状況だったんだけど(笑) 改札口も実際、飛び越えようとしたけどさすがに駅員に止められました。コンテを描く時、実在する場所は出向いてそこの空間に身を置かないと立体感がなかなか掴めないんだよね。想像だけでも描けないことはないんだけど…。俺のオリジナル企画の一つでイタリアが舞台の作品があるんだけどロケハンに行きたいね。行かせてくれねぇかなぁ。 ちなみにカイト リベレイターの続編は京都も舞台になるからロケハン行きますよ!いつになるか分からないけど…。 さてさて仕事の近況。DOGSのOP・ED原画は終了(止め画です)。と言っても1・2巻用なので後3・4巻のED原画は今月末締め切り。この作品は漫画と共に発売される短編DVDで約15分。書店売りだそうです。監督は阿部達也さん。DOGSはスタイリッシュな絵柄で俺も好きな漫画ですね。出てくる男が皆、格好いいし渋い。刀を操るヒロインも素敵な女の子でカッコイイ!もう時期発売ですのでお楽しみに。
恒例の。
2009年04月02日(Thu) 02:48:28
昨夜、阿佐ヶ谷で飲み会でした。定期的にやってる野郎飲み会です。相変わらず話題は脱線気味で下ネタも有りでしたがそこは野郎しかいないので皆、遠慮や自重はなく日頃の憂さを吐き出してましたね(笑) 今回はA1ピクチャーズで演出、作画を担当してる高柳君、黒柳君が新たに参加、そしてMSCの奥田君も加わって皆で仕事上の先行きやら希望やら厳しい現状やらを語り合いあっという間に時間が過ぎていきました。 飲み会っていろんなスタジオの情報が入ってくるからまさに業界の縮図。面白いですよ。それにしても皆、愚痴りながらも仕事が楽しくて仕方ない感じでいいですねぇ…。俺もパワーをもらった気がします。みんな、忙しい中、ありがとう!今、アニメ業界はDVDが売れなくてビジネス的にかなり厳しい時代と言われてます。売れる作品は限られジャンルも固定化されて原作モノでも結果が出ない作品は当たり前。、ましてオリジナルなんて本当にクライアント側に勝算があるモノか、もしくは付き合い上の良好な人間関係と信頼か、特定のブランド力頼みとかですから通すのは至難のわざ。ただお互いの信頼関係はやはり大事でどんな商売でも相手を疑ってたら良い仕事は生まれないのは確か。アニメ業界は結果が全てと公言する人がいるけどそれも真実だし結果がついて来ると関わったスタッフみんなの労力に具体的な恩返しが出来るのは嬉しい事。何よりクライアントに対して責任を果たせた事も大きいわけだし。そして一番大事なのはお客さんに届いたって事実!喜んでもらえた実感!作り手とクライアントの相性は大事です。昔、あるスタジオの方が言ってたけどヒット作は野球の打率と一緒で3割出れば御の字だと。後の7割はドングリの背比べでヒット作を7割にしようと言う発想が間違ってると。その3割ですら大変なことなんだと…。 物作りは苦しくて楽しい!