
監督トッド・フィリップスの作品は過去、見たことがなく、ホアキンフェニックスも好きな役者ではなかったのに、この映画を見たくて仕方なかったのは今までのマーベルやDC映画と違う色合い、感触の映画だと予告を見て思ったからです。それと昨今のアニメ映画の題材、映画会社が求める物語設定への個人的鬱屈……アニメーションに関わる人間としてこうも画一化した内容、企画が数多く映画化されている状況に正直うんざりしていたからです。これは作り手としての率直な感想。知人のクライアント側の意見はビジネス、お金が的わりつくからまた企画論理が相反するんですが(笑)。当然ですね。そんなもやもやイライラするなか登場した映画ジョーカーに歓喜せざるおえません。更に日本でも二週連続1位を獲得したそうで……。悪の映画、しかも人間のモラルや価値観、虚栄心、道徳観を揺るがし破壊していくワルの映画で1位って凄いです。ジョーカーは映画の肌触りが70年代のアメリカ映画に似てますね。パンフレットを見たらセルピコやタクシードライバー、キ
ングオブコメディ、カッコーの巣の上でが参考作品として列挙されてました。だからどこか懐かしい感覚をジョーカーから受けたんだな、と合点。殺戮シーンもスローモーションなど使わず日常的なリアル描写で良かった。デ・ニーロもキャスティングされてて大満足。それと路上階段が象徴的に何回か出てきますがあのレイアウト、いいですね。シニカルな笑えるシーンもあって監督と脚本家の手腕に感心します。音楽も良かったですね。

先日、荻窪の不動産屋に出向き物件を探してきました。僕は猫・シポグを飼っているからペット可を相談しましたがなかなか数が少ない……しかも犬ならOKと条件付き物件もあり難航。それだけではなく部屋の広さや角部屋、2階以上、ベランダ付き、できたら広いワンルーム等条件も合わせるとお手上げ(笑)。家賃もそれなりに上げないと難しいけど希望する物件はなかなか無いです。練馬に住んで30年以上経つし住みやすい場所だったけど通勤を考えるとスタジオに近いほうが良くて。地道に探していきます。ペット可で大量の本、資料が収納できる部屋があれば……。写メは朝、帰宅時の踏切から撮影した朝焼けです。